英興はSCHOTT（ショット）社製のホウケイ産ガラス管DURAN®（デュラン）を販売しております。こちらではホウケイ酸ガラスの化学的特性についてご紹介いたします。
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ホウケイ酸ガラスの化学的特性
ホウケイ酸ガラスは、塩素やヨウ素といったハロゲン化合物から、水、中性・酸性溶液などに対し、非常に高い耐食性を持っているため、理化学用品に多く用いられています。
こちらでは、詳細なデータに基づき、ホウケイ酸ガラスの化学的特性についてご説明いたします。
化学的組成（主要成分の重量％）
| SiO2 | B2O3 | Na2O+K2O | Al2O3 |
|---|---|---|---|
| 81 | 13 | 4 | 2 |
化学耐久性
| 耐水性クラス(lS0719) | HGB1 |
| 耐酸性クラス(DlN12116) | クラスS1 |
| 耐アルカリ性クラス(lS0695) | クラスA2 |
DURAN®ホウケイ酸ガラス3.3は水、中性・酸性溶液、強酸、酸混合溶液、塩素、臭素、よう素およびハロゲン化合物に対して、高い耐食性を発揮します。
水や酸の影響によって、微量の一価イオンがガラスから溶出しますが、同時にガラス表面に非常に薄い珪酸ゲル膜が生成され腐食を防ぎます。
| 加水分解性 | HGB1 | ISO 719/DIN 12 111 |
| 耐酸性 | 1‐2 | ISO 1776/DIN 12 116 |
| 耐アルカリ性 | A2 | ISO 695/DIN 52 322 |
| 薬品 | 重量減量 | 目視状況 |
|---|---|---|
|
24h at 95℃ 5Vol.％HCI（塩酸） 0.02nH2SO4（硫酸） H2O |
＜0.01 ＜0.01 ＜0.01 |
unchanged unchanged unchanged |
|
6h at 95℃ 5％ NaOH（苛性ソーダ） 0.02 n NaOH 0.02 n Na2CO3（炭酸ソーダ） |
1.1 0.16 0.16 |
white stains white haze unchanged |
|
20min at 23℃ 10％ HF（フッ酸） 10％ NH4FxHF（フッ化アンモニウム＋フッ酸） |
1.1 0.14 |
stained white haze unchanged |
耐酸性
※（塩酸）6mol/lに16時間浸けた場合の侵食
耐アルカリ性
※NaOH（苛性ソーダ）1mol/lに1時間浸けた場合の侵食
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